チェルシーの指揮官ジョゼ・モウリーニョが、イングランド代表監督に就任間近であったことを、英国『Mail Online』が伝えている。
Jose Mourinho will be back in the dugout this weekend...http://t.co/JqIoq1ff1y #SoccerAid pic.twitter.com/z4kh1d93pj
— Chelsea FC (@chelseafc) 2014, 6月 6
2007年9月、オーナーであるロマン・アブラモヴィッチ氏との確執によりチェルシーの監督を解任されたモウリーニョ。その翌年7月にはインテルの新指揮官に就任したが、イングランド代表監督のオファーを受けていたという。
当時のイングランド代表はユーロ2008の予選中。結局予選で敗退し、本大会行きを逃すのだが、この時チームを率いていたスティーヴ・マクラーレン氏の後任としてFA(イングランドサッカー協会)はモウリーニョと交渉を続けていたそう。
そして、彼の決断を阻んだのは、妻の一言だったようだ。
ジョゼ・モウリーニョ
「どれだけ交渉が進んでいたかって?
あの時は、もうほとんどイングランド代表監督になりかけていたよ。
だけど、ならなくて正解だった。私の妻が正しかったよ。
彼女は私に『引き受けない方がいい』と言ってきたんだ。7年も前の話だけどね。
私は、大きな大会のために2年も待てなかったんだ。カザフスタンやサンマリノといったチームと対戦するするためだけに2年間を費やすことができなかった。それは私のためにならない。
最終的に、妻がまたこう言ったよ。『サッカーや試合のない生活は、あなたのためにならない』とね」