ブラジル最大の放送局、グローボの『globoesporte.globo.com』は23日、アメリカ・ミネイロのブラジル人FWオビーナと、Jリーグのクラブが交渉中であることを報じている。 オビーナはサウジアラビアと中国でプレーした経験を持ち、今年のブラジル全国選手権2部で13得点を記録している。

1983年生まれのオビーナは現在31歳。強靭なフィジカルを武器とするパワー型のストライカーで、ヴィトーリアに所属していた2004年には全国選手権1部で19ゴールを記録し一部でセレソン入りを推す声が上がったほど国内でも名の知れた選手である。

以降もフラメンゴ、パウメイラス、アトレチコ・ミネイロといったブラジルのビッグクラブに在籍しながらコンスタントに結果を残しており、今年加入したアメリカ・ミネイロでは1部昇格こそ惜しくも逃したものの、リーグ4位タイとなる13ゴールを記録した。

また、黒人でナイジェリア人のような登録名(ルーツかどうかは不明)もあってか、フラメンゴで活躍した際には「オビーナはエトー以上だ」とカメルーン代表の世界的なスターであるサミュエル・エトーを凌ぐ選手としてサポーターから賞賛され、この言葉は彼の代名詞にもなっている。

記事によると、アメリカ・ミネイロのマネージャーは既にオビーナがクラブに残らないことを認めており、Jリーグのクラブなどと交渉中であるという。日本では数日前から騒がれており、移籍先として今年J1初昇格を果たした松本山雅FCの名前も挙げられているが果たしてどうなるだろうか。

→移籍決定(12.25)

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