12月19日、『TSA』は「今夏フィラデルフィア・ユニオンに移籍したアルジェリア代表GKライス・エンボリは、アメリカについて言われていることを信じてはいけないと話した」と報じた。
かつてトルシエ氏が総監督を務めていたFC琉球でプレーしていたことで知られるライス・エンボリ。のちにワールドカップ2大会で活躍し、今年アメリカ・メジャーリーグサッカーのフィラデルフィア・ユニオンへ移籍することに成功した。
これまでブルガリア、ロシア、ギリシャ、フランス、スコットランドと多くの国でプレーしてきたエンボリは、インタビューに対して「アメリカについての話を信じてはいけない」と話した。
ライス・エンボリ
「僕は多くの国々で気づかされた。ギリシャでは衝撃を受けた。黒人は汚いものとして扱われる。通りを歩いていると、僕の後ろで子供が『モンスターがいるよ!』と叫ぶんだ。まあ、それ以上は何も言わないよ。
人々はアメリカ合衆国についてよく話しているよね。しかし、言われていることは信用してはいけないよ。この国は自由だ。宗教の儀式を行うことも。誰も何も言いはしない。僕はフィラデルフィアで、そしてニューヨークで自由に歩くことが出来るんだ。
(2014年W杯で決勝トーナメントに進出した)
アルジェリアのサッカーの歴史を作ったね。我々は世界王者になったドイツと戦ったんだ。我々は失うものはなかったし、ただただフィールドで楽しむ必要があったんだ。そして、それをやれたと思うよ」