バルセロナのスーパースターネイマールが、思わぬ形で告訴されているようだ。

英国『Telegraph』によれば、今回告訴したのはネイマールの古巣であるサントスのサポーター。その理由は「バルセロナに移籍したことで、道徳的ダメージを受けた」というかなり無茶なものであるらしい。

記事によれば、今回訴訟を起こしたのはルシアーノ・ペレイラ・カパロッス。まさかの話だが、弁護士をしているという。カパロッスは生涯を通してサントスを応援する熱烈なサントスファンで、2011年に日本で行われたクラブワールドカップの決勝にも駆けつけていた。

しかし、結果はご存知の通り。カパロッスは日本への渡航に2000ポンド(およそ37万2000円)も投じたものの、ネイマールが当時所属していたサントスはバルセロナに0-4と完敗。そして、この時すでにネイマールとバルセロナの間で移籍に関する基本合意が行われていたと知ったカパロッソは怒り、今回の告訴する流れとなったようだ。

カパロッソはすでにネイマール側を訴訟しており、サンパウロの裁判所では6600ポンド(122万8000円)の賠償金を求めているという。この金額には、日本への渡航費用の相殺と、ネイマールが移籍したことによる道徳的ダメージの補填が含まれているというが・・・ハッキリ言ってめちゃくちゃである。

カパロッスのコメントは以下の通り。なお、ネイマール側からはまだコメントが出ていない。

ルシアーノ・ペレイラ・カパロッス(ネイマールを告訴した弁護士兼サントスファン)

「私はサンティスタだ。全ての試合を観戦したし、クラブワールドカップを観戦しようと日本にも行った。

その結果に失望し、そのうえ、後になってその時点ですでにネイマールが売却されていたと知った。騙されたと感じたよ」

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