現地時間5日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ第4節アヤックス対バルセロナの試合は、0-2でバルセロナが勝利した。

得点はリオネル・メッシによる2得点。メッシはこれでUCL通算71得点とし、弱冠27歳にしてラウール・ゴンザレスが持っていたUCL最多得点記録に到達している。この日はネイマール、ルイス・スアレスとともに3トップを組み、アヤックスゴールを襲い続けた。試合に勝利したバルセロナは、第4節をもって決勝トーナメント進出を決めている。

一方、この試合に敗れたアヤックスは勝ち点2に留まり、勝ち抜けの可能性が消滅した。残り2節、UEFAヨーロッパリーグ行きを賭け勝ち点1差で迫るAPOELと凌ぎを削ることになる

そんなこの試合が行われたのは、アヤックスのホーム、アムステルダム・アレーナである。決勝トーナメント進出の可能性が消え、試合後サポーターも激怒しているかに思われたが・・・アヤックスのゴール裏では素敵なコールが飛んでいたようだ。

そう、かつてアヤックスに長く在籍し、チームに数々のゴールをもたらしたルイス・スアレスにチャントを送っていたのだ。

しかも、この映像から試合後すぐのシーンであることが分かる。彼らはアヤックスの選手たちの健闘を讃える前に、かつてのスター選手に対しての歓迎のメッセージを送っていたのだ。

このチャントを聞いたスアレスはセンターサークル付近からアヤックスゴール裏の方を向き、拍手で応えた。これにアヤックスサポーターはまた盛り上がり、久々の再会を果たしたというわけだ。

2007年から2011年まで、計5シーズンをアヤックスで過ごしたスアレスは長女のデルフィーナちゃんもこの時代に授かっている。159試合111得点という驚異のペースでゴールを量産し続け、その名を世界中へと轟かせた。良い時も悪い時もともに戦ったサポーターと選手の友情は、クラブが変わっても不変である。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介