いよいよその時が迫る、UEFAチャンピオンズリーグ決勝ラウンドの抽選会。日本時間15日(月)午後8時よりスイスのニヨンで開催される。

ディフェンディングチャンピオンであるレアル・マドリーがグループステージを全勝で通過した今シーズンのCL。決勝ラウンドに進出した16チームはおおよそ順当であり、バイエルンやバルセロナ、アトレティコ・マドリーなどが首位通過を収めている。チェルシーのモウリーニョ監督はライバルチームを「サメ」にたとえて今後の展望を占っており、その行方を左右する意味でも、この後行われる決勝ラウンド1回戦の抽選会は非常に重要なものとなる。

全世界が注目するそんな抽選会を前に、理論値的にどの対戦カードが生まれやすいか表で見てみることにしよう。

この抽選会では、①同一協会に所属するチーム同士は対戦しない②グループステージで同組だったチーム同士は対戦しない③各組1位通過チームと2位通過チームが対戦する、という3つの条件の下行われる。

そのため、抽選を前にあらゆるプロテクション(縛り、制限)が設けられ、理論的な対戦の確率が算出できるのだ。表の横の軸が1位通過チーム、縦の軸が2位通過チーム、両者の交点にある数値が両チームの対戦の確率であり、対戦の確率が排除される組み合わせは黒く塗りつぶしてある。

この表によれば、実現する確率が最も高いのがチェルシー対レヴァークーゼンということになる。その理論値は28.74%である。

他にも25%近いパーセンテージを記録する対戦カードはあり、昨年も実現したバイエルン対アーセナルやドルトムント対マンチェスター・C、またバイエルン対PSGといったメガクラブ同士の対戦が高い数値を記録している。

ちなみにこの確率表は昨年もQolyでご紹介したのだが、この時最も高い確率をたたき出したのはバイエルン対アーセナルの30.798%。この数値は全部で3カードあったが、バイエルン対アーセナルが実際に対戦しており、確率論的にもそれなりの妥当性があったと言えそうだ。

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