今年9月よりメキシコ1部ケレタロでプレーする、元ブラジル代表ロナウジーニョ。来年3月には35歳を迎える。
#SiempreGallos pic.twitter.com/6j64IYoigz
— Ronaldinho Gaúcho (@10Ronaldinho) 2014, 10月 16
そんなロナウジーニョの全盛期といえば、バルセロナ時代ということになるだろう。2002年W杯でも『3R』の一角として存在感を発揮し、2003年にパリ・サンジェルマンからバルセロナへと移籍。2005-06シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグを制覇するなどフランク・ライカールト政権下で黄金期を過ごす。
今のバルセロナほど組織的ではなかったが、ロナウジーニョの発想から生み出されるプレーはスペクタクルと呼ぶに相応しく、デコやサミュエル・エトーといったパートナーとともに勝ち星を積み重ね、2005年にはバロンドールを受賞。サンティアゴ・ベルナベウで3-0とレアル・マドリーを破り、敵地でスタンディングオベーションを受けたこともあった。
そんなロナウジーニョだが、もしあの時、バルセロナではなく他のチームを選択していたら一体どうなっていたのだろう?実は、プレミアリーグのある強豪チームへの加入が決定しかけていたようだと英国『Mirror』が伝えている。そのクラブとは、”赤い悪魔”ことマンチェスター・ユナイテッドであったそうだ。
ロナウジーニョ(ケレタロ)
「全てのことがあっという間に起きた。私のいい友達で、バルセロナの重役になろうとしていたサンドロ・ロセイ(後の会長)が私に『会長選で当選すれば、バルセロナでプレーしないか』と尋ねてきた。私は『そうしよう』と彼に話したよ。
(その時)私はマンチェスター・ユナイテッドに移籍する目前だった。交渉を調整するのに細かい点があと二、三あったが、ロセイが最後に私を呼んで、私に『会長選で勝てそうだ』と言ってきた。
そのことで、全てはあっという間に過ぎ去ったね」
※結局、サンドロ・ロセイは当時の会長選に敗れ、副会長に就任。ジョアン・ラポルタが当選した。