11月28日、『Fichajes』など各メディアは「イングランド・プレミアリーグのアーセナルが、パレルモに所属しているアルゼンチンU-20代表FWパウロ・ディバラの獲得に向けて4000~4200万ユーロを用意し交渉している」と報じた。
パウロ・ディバラは1993年生まれの21歳。2012年にインスティテュートからパレルモに入団し、今季の活躍から多くの注目を集めているアタッカーである。
大きな噂が浮上したディバラであるが、本人は『SportWeek』のインタビューに対して「自分にそれほどの価値はないよ」と話し、事実関係を否定した。
パウロ・ディバラ
「4200万ユーロの価値がある選手は多くない。そして、僕は間違いなくその中には入っていないよ。
ザンパリーニ会長は本当に良くしてくれるし、目の前にマイクを出されれば口が止まらない男であることも理解している! もしそんなことが進んでいるのなら、彼は一層お喋りになっているよ。
彼は、僕に新たな契約にサインするように命じ続けているよ。2016年に満了になるが、僕はここに残ることに何ら疑問は抱いていない。ただ、クラブと僕が互いに満足することが必要になるけどね。
(シチリア島への適合について)
アルゼンチンではこんなに暑くはないね。彼らのキャンプに同行して、ホテルから10メートルの海を見た時には『天国のようだ、信じられない』と思った。
パレルモの食べ物は素晴らしいし、人々も親切だ。多くの期待を受けていると知っていたけれども、順応するのは難しかった。アルゼンチンの2部から来たけれど、ここではよりプレーのスピードが速く、よりフィジカル的で、戦術的だ。レフェリーの基準さえ違うね。
(15歳で父親をがんで失ったことについて)
僕を保護するために、両親は全てを教えてはくれなかった。だから、僕は父が回復すると信じていたよ。時々、僕は夜に彼を思い出して涙を浮かべる。
父の夢は、息子をプロサッカー選手にすることだった。僕は決して諦めはしないし、父も誇りに思ってくれているだろうと思っている」