アーセナルの中心的選手ジャック・ウィルシャーの負傷に関して、英国『Mail Online』が目をつむりたくなるような事実を紹介している。
Jack Wilshere has been injured for over 40% of his career http://t.co/mXHJKviCh5 pic.twitter.com/1Av8LkunVH
— MailOnline Sport (@MailSport) 2014, 11月 26
先日行われたマンチェスター・ユナイテッドとの試合で足首を負傷したウィルシャー。ユナイテッドDFパディ・マクネアのタックルは激しく、この衝突によりウィルシャーは後半途中交代を強いられている。診断結果については未だクラブから発表はないが、左足首の靭帯を損傷した可能性があり、現地の報道によれば4ヶ月間程度の離脱になるという。
2008-09シーズンのプロデビュー以降、その類まれな才能でアーセナルの中盤にリズムを生み出してきたウィルシャー。しかし、プロデビューから6年間で経験した怪我の数はあまりにも多く、記事によれば、これまで計119週間もの離脱を強いられてきたんだという。その内訳は以下のとおり。
[ Jack Wilshere's Injury from Mail Online ]
両足首:112週間
ハムストリングス:4.5週間(2010年1月8日〜2月9日)
病気:2週間(2014年10月26日〜11月9日)
背中:1.5週間(2010年11月14日〜11月23日)
腰:1週間(2013年2月9日〜2月16日)
計:119週間
※2014年10月には足首の負傷と病気を併発
プロデビューして6年になるウィルシャーだが、負傷が集中しているのはこの5年間。特に両足首の怪我には悩まされ続けており、100週以上の離脱を経験している。
そのため、ウィルシャーはプロデビューして6年になるがプレミアリーグでの出場数は未だ95に留まっている。プレミアリーグの1シーズンの試合数は38試合。仮にこの6年間をフルシーズンで戦っていればすでに200試合以上に出場している計算になり、その半数近い試合を怪我のため棒に振っていることが分かる。
長くデニス・ベルカンプが背負っていた背番号10を与えられたことからも、クラブのウィルシャーに対する評価と期待が窺える。10代の頃から将来を嘱望された選手だけに、なんとかこの困難を乗り越えてほしいところだ。