現地時間25日、欧州各地でUEFAチャンピオンズリーグ第5節が行われ、チェルシーはアウェイでシャルケと対戦した。

ロベルト・ディ・マッテオ監督が古巣との対戦となったこの試合は、5-0でチェルシーが快勝。アウェイ、アレーナ・アウフ・シャルケでの一戦であったがここまでシーズン無敗のチェルシーは全く手を緩めることなく、ウィリアンやドログバ、ラミレスなどがゴールをあげ、決勝ラウンド1回戦進出を決定付けた。内田篤人もフル出場を果たしたが、シャルケにとっては力の差を見せつけられる一戦となった。

そんなチームの好調に広報担当者もよほど機嫌が良かったのだろうか。3-0とリードした後半開始直後、チェルシー公式アカウントがこんなツイートを投稿している。

これを和訳すると、“ここで4点目を取りにいこうとするブルーズ(チェルシー)は、『UCLの舞台では3-0のリードは危険なスコアになりうる』ということを知っている”となる。

しかし、3-0が危険なスコアだなんて聞いたことがない。危険なスコアとしてよく聞くのは「2-0」の方であり、ましてやUCLのようなビッグトーナメントでそんな大逆転劇がそうそう起こるはずがないのだ。

しかし、ちょっと記憶を巡らせていただきたい。ここ最近、3-0のリードからまさかの形で追いつかれたチームがなかっただろうか?

そう、チェルシーのライバルチームであるアーセナルである。

今月初旬に行われたUCL第4節アーセナル対アンデルレヒトの試合では、前半終了時点でホームのアーセナルが3-0とリードする展開であった。しかし、そこからアンデルレヒトにゴールを許し続け、試合終了間際、アレクサンドル・ミトロヴィッチが劇的なヘディングシュートを決め、3-3に追いつかれるという屈辱的な結果に終わっていた。この試合は世界的テニスプレーヤー、ロジャー・フェデラーもスタジアムで観戦しており母国のチームの健闘にベルギー代表選手たちも自身のTwitterで興奮の様子を綴っていた

今回のチェルシー公式Twitterアカウントのツイートは、そんなライバルチームの失態を嘲笑し、軽く挑発して見せたのだ。ツイート内にアーセナルのことは書かれていないが、このツイートは明らかにアーセナルを意識したものだ。チームに勢いがあれば、広報担当者も絶“口”調になるようだ。

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