現地時間11日、ロンドンのO2アレーナでATPワールドツアーファイナルズの男子シングルスが行われ、錦織圭が世界ランク2位のロジャー・フェデラーとの勝負に挑んだ。

初戦のアンディ・マレー戦をストレートで勝利し、勢いに乗っていた錦織。史上最多となる17度のグランドスラム覇者フェデラー相手にも通算2勝2敗と五分であり、好勝負を演じるかに思われた。

しかし、この日のフェデラーはまさに絶好調。全盛期さながらの集中力とリターンで錦織を翻弄し、中盤以降、錦織は反撃の糸口すら掴めない。マレー戦同様1stサーブの成功率に苦労した錦織はこのフェデラーのペースを打ち破ることができず、セットカウント0-2のストレート負けを喫した。

今年で33歳を向けたフェデラーだが、その完成度の高さは健在であった。錦織が出場することもあり日本でも多くの人がこの試合の行方を見守ったはずだが、フェデラーという絶対王者の存在感ばかりが目立った試合であった。

さて、このフェデラーだが、実は大のサッカー好きとして知られているのを皆さんはご存知だろうか?

自身もサッカー経験があり、見るのも大好きなフェデラーはサッカーについて「人生の一部」と話したこともあるという。今回は、そんなサッカー好きとしてのフェデラー像に迫ってみたい。

スイス人のフェデラーは、柿谷曜一朗も所属するバーゼルの大ファンであると知られている。テレビでもスタジアムでも試合をよく見ており、スタジアムに訪れた際には高い確率でカメラに抜かれている。

これがその決定的証拠。チャンスに思わず立ち上がる程度には熱狂的ファンらしい。

もちろん2014年W杯でも母国を応援。ヤン・ゾマーらスイス代表選手とも交流がある。

そして、世界中で話題となったのがこれ。

四代大会の一つ、ウィンブルドンに参加していたフェデラーはこの日、No.1コートで男子シングルスの4回戦に挑んでいた。試合はセットカウント3-0のストレート勝ち。試合に勝利したフェデラーは早速ホテルへと戻り、直後にキックオフした2014年W杯決勝ラウンド1回戦アルゼンチン対スイス戦を毛布にくるまりながら観戦していたのだ。

その様子には2万件近いRTがつき、世界中から「どこまでサッカーが好きなんだよ!」とツッコまれたのは言うまでもない。

ユーロ2016予選の組み合わせ抽選ですら気になっちゃうフェデラー。抽選会を気になり始めたらいよいよ本物。

先日ロンドンを訪れた際には、UEFAチャンピオンズリーグ第4節アーセナル対アンデルレヒト戦をエミレーツ・スタジアムで観戦していた模様。おそらくだが、アンリとはジレットのCMで共演していたため交友があるのだろう。

サンパウロでのエキシビションマッチでの一コマ。

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