11月11日、『Tuttosport』は「イタリア・セリエAのパルマに対し、アルバニアの石油王であるレザルト・タチ氏に加え、実業家マッシモ・ザネッティ氏が買収に乗り出している」と報じた。
現在セリエAで最下位に沈んでいるパルマは、昨季ヨーロッパリーグへの出場権をはく奪されるなど、経済的にもかなり厳しい状況にある。先日は税金の滞納により勝ち点もはく奪される可能性があると報じられた。
10日にはそのパルマを買収しようと、アルバニアの石油王でありレザルト・タチ氏が交渉を行っていることが報じられていた。
レザルト・タチ氏は『タチ・オイル』という石油会社のCEOを務めているビジネスマンで、豊かな資金力を持つ実業家である。『Tv Parma』によれば先週にパルマのトンマーゾ・ギラルディ会長との前向きな交渉を行ったと報じられている。
彼は2009年にもボローニャの買収に乗り出したことがあり、2011-12シーズンにはACミランのスポンサーにもなっているなど、イタリアサッカーとの関係は深い。
そして今回さらに買収を求める人物があらわれたと報じられた。それは世界最大のイタリアンコーヒー会社であるセガフレード・ザネッティのオーナーを務めているマッシモ・ザネッティ氏であるとのこと。彼も奇しくも同じボローニャを買収しようとしたことがあり、サッカー界への進出に乗り気であるという。
また、それに加えてベッケッティ・エナジー・グループのオーナーであるフランチェスコ・ベッケッティ氏も興味を持っていると言われている。彼もイングランド3部のレイトン・オリエントを所有しており、サッカークラブ経営の経験がある。