Jリーグの3部リーグ、J3は1日と2日に第30節が各地で行われ、3位の町田ゼルビアは最下位のY.S.C.C.横浜と対戦。試合は1-1で迎えた後半アディショナルタイム、町田が劇的な決勝弾で勝利を手にし、前日に藤枝MYFCと引き分けた2位AC長野パルセイロとの勝ち点差を3から1へと縮めた。

今年新設されたJ3も、J1、J2と同様に佳境。

JリーグU-22選抜を含む12チームによる3回戦総当たりのリーグ戦は30節を終え、ツエーゲン金沢が首位。森下仁之監督のもと、特に守備面で見事に統制されたチームは2位との勝ち点差を6ポイントへ広げており、次節にもJ3の初年度王者、そしてJ2への自動昇格が決まる。(高校選手権の決勝で富山第一と星稜が覇を競った年に、富山と金沢の入れ替えになりそうなのが何とも複雑だが・・・)

注目は2位争いで、前述のように2位長野と3位町田の勝ち点差はわずか1。両者の直接対決は既に終了しているため、今後の試合で勝ち点を落とした方がJ2昇格から遠ざかることになりそうだ。

残り3節、長野は福島(A)、盛岡(H)、YSCC(H)、町田は琉球(H)、福島(H)、藤枝(A)と対戦。J1はナビスコカップ決勝と代表戦を挟むため3週間も空くが、その間も行われているJ2、そしてJ3の終盤戦を楽しむには絶好の機会だとも言えるだろう。

なお、金沢、長野、町田の3チームはいずれも来季のJ2ライセンスが承認されており、2位に入ったチームは11月30日と12月7日、J2の21位(カマタマーレ讃岐か東京ヴェルディ)との入れ替え戦に臨む。

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