ドイツの強豪バイアー・レヴァークーゼンの中心選手へと成長し、22歳にして韓国における国外組の筆頭格となっているFWソン・フンミン。代表にも定着し、強烈なシュートでゴールを重ねる彼には欧州のビッグクラブも関心を寄せていると報じられている。
そんなソン・フンミンは、30日に行われたドイツ国内カップ(DFBポカール)の2回戦、マグデブルク(4部)戦に出場。しかし、このプレーにより・・・
一発退場。
自陣中央付近でファールを受けたソン・フンミンは早いリスタートを試みるが、相手選手がこれを妨害。激昂したソンが相手の右足を蹴り報復すると、この様子を目の前で見ていた主審はすぐさまレッドカードを提示した。判定に不服のソンは怒りの感情を爆発させ、ピッチを出てからも監督が制止するほど激しく抗議したが、当然、判定が覆ることはなかった。
ソンが公式戦でレッドカードを受けたのは2010年のプロデビュー以後、今回が初めてのことである。しかし、ハンブルクに所属していた時代には練習中にセルビア代表DFスロボダン・ライコヴィッチと文字通り殴り合いの騒動を起こし、今年7月に行われたマルセイユとのプレシーズンマッチではソンの蹴りから乱闘騒ぎに発展するなど、気の短さがたびたびクローズアップされている。韓国人らしい気性の激しさも武器の一つとはいえ、今後キャリアアップを望むうえでは感情のコントロールが必要になりそうだ。
なお、ソンが退場したレヴァークーゼンだが、2-2の同点から延長、PK戦の末に7-6で格下相手にかろうじて勝利し、3回戦進出を決めている。