『Le Journal de Dimanche』は「マルセイユの会長を務めているヴァンサン・ラブルヌ氏は、フランス代表FWアンドレ=ピエール・ジニャックが退団することを認めた」と報じた。

現在マルセロ・ビエルサ監督の指導のもとでリーグ・アン首位につけているマルセイユ。序盤戦は3バックが機能しきれず苦しんだが、4バックに切り替えてから好調を維持。先週末にリヨンに敗れるまで8連勝という記録を達成し、好パフォーマンスを見せている。

しかしその一方で財政的には問題を抱えており、フランスの所得税が大幅に上がったことに加えてスタジアムの改築によりリース料の負担が増加したため、支出の削減を強いられている。

その中で放出の候補となっているのはガーナ代表FWアンドレ・アユー、フランス代表FWアンドレ=ピエール・ジニャック。両名ともに契約が来年で切れるものの、給与の削減が行われない限りは更新できないとラブルヌ氏は話した。


ヴァンサン・ラブルヌ マルセイユ会長

「事業主負担と税金が大幅に上がったので、様々なことが起こるだろう。我々はアンドレ=ピエール・ジニャックを維持したいが、そのためには給与を下げなければならない。それはお花畑の発想だ。

彼の代理人は、現在の成績であればより好条件のオファーを得られる可能性があると話していた。それは正しいと思う。ただ、彼はこの街とクラブを愛してくれているから、話だけはしてみるよ」


なお、ジニャックに対しては以前からニューカッスル・ユナイテッドやアーセナル、リヴァプールなどが興味を持っていると報じられている。

【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手