先日行われたプレミアリーグ第9節、マンチェスター・ユナイテッドはロビン・ファン・ペルシーの劇的な同点弾によりチェルシー相手に1-1と引き分けた。

この試合、ユナイテッドはチェルシーの堅いディフェンスに打つ手がなかった。ファン・ペルシーを最前列に、アドナン・ヤヌザイやフアン・マタ、アンヘル・ディ・マリアなどリーグ屈指のアタッカーを配置するも、先制点を奪ったチェルシーは「これぞモウリーニョ」といった守り方を見せる。

ユナイテッドは67分、そのマタに代え昨シーズンのデビュー戦でいきなりの2得点を叩き出した期待のFWジェイムズ・ウィルソンを投入。結果的にこの交代は功を奏しなかったものの、最後はセットプレーにより首位チームから勝ち点1を奪い去ったのだった。

そんなこの試合で途中出場したジェイムズ・ウィルソンだが、昨シーズンとは背番号が少し変わっていたのに気付いた人はいないだろうか?

<今シーズンのもの>

<昨シーズンのもの>

そう、「47番」から「49番」へと微妙にチェンジしているのであるのだ。その背景を英国各紙が伝えているのだが、なかなか独特なものだったのでご紹介しよう。

記事によれば、今回の背番号変更はトップチームの指揮官であるルイス・ファン・ハールが勧めたもので、その理由は「ストライカーは9番を背負うべき」という自らの信条だったらしい。「奇人」と呼ばれるファン・ハール氏だが、なんとなくその理由が分かったような気もする・・・。

ちなみに、ユナイテッドの歴史上、トップチームで背番号49番を背負ったのはレイヴル・モリソン(現ウェストハム)とフレデリック・ヴェセリ(現ポート・ヴェイル)に次ぐ3人目だそうだ。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介