英国『Metro』が、次の1月にアーセナルが獲得するかもしれないDF5人を特集している。

今シーズンも負傷者に泣かされているヴェンゲル体制のアーセナル。開幕直後にFWオリヴィエ・ジルーが負傷し、DFキーラン・ギブスも離脱。アレクシス・サンチェスやダビド・オスピナなどを夏のマーケットで獲得したが、もうじき来る1月の移籍市場では新戦力を獲得することが確実視されている。

そんなアーセナルがこの1月に補強するDFは一体誰なのだろうか?『Metro』が紹介する5選手に加え、『transfermarkt』が査定するその選手の市場価値、そしてQolyが誇るデータ班が記した選手コメントをご紹介しよう。

1. ウィンストン・リード(ウェストハム)
生年月日:1988年7月3日(26歳)
transfermarktによる市場価値:528万ポンド(およそ9億1700万円)

コメント:
マオリ族の血をひき10才の時にデンマークへ移住。デンマークU-19,U-21代表歴を持つが、2010年のワールドカップ前の合宿でニュージーランド代表初招集。2010W杯本大会でもレギュラーを掴み、スロバキア戦ではニュージーランドに勝ち点を呼ぶゴールをあげた。

センターバックと右サイドバックでプレー可能なDFで優れたフィジカルの強さを持つが、それでいてスピードもあり、フィードも上手い。やや不安定さがあるのが欠点だが、今までのニュージーランドDFの印象を変えるような選手。

2. ロン・フラール(アストン・ヴィラ)
生年月日:1985/02/16(29歳)
trasnfermarktによる市場価値:572万ポンド(およそ9億9300万円)

コメント:
2005年5月にプロデビューし、同月いきなりA代表入りを果たしたシンデレラボーイ。冷静なディフェンスに強烈なミドルシュートを併せ持つ。セットプレーやオーバーラップも得意としている。

AZではなかなかレギュラーポジションを1シーズン確保できなかったが、フェイエノールトで真のブレイク。2010/11シーズン、フェイエノールト主将。2010年8月の親善試合ではオランダ代表のキャプテンとしてもプレーした。2014W杯でオランダ代表の守備陣の要として活躍、その能力から「コンクリート」にも例えられた。

3. フィルヒル・ファン・ダイク(セルティック)
生年月日:1991/07/08(23歳)
transfermarktによる市場価値:440万ポンド(およそ7億6400万円)

コメント:
元オランダU-19代表のセンターバック。10/11シーズン終盤、フローニンゲンでエールディビジ・デビューを果たした。

常人離れした体躯・フィジカルに加え、足元も豊かな近代的なDFで、正確なフィード、ビルドアップで後方からチームをサポート。セットプレーの際には強烈なFKが相手ゴールを襲う。課題はやや揺さぶりに弱いこと。

4. マッツ・フメルス(ドルトムント)
生年月日:1988/12/12(25歳)
transfermarktによる市場価値:3080万ポンド(およそ53億5200万円)

コメント:
バイエルンユースが輩出した、欧州最高峰のセンターバック。

アジリティーには欠けるが、クレバーさが感じられる確かなカバーリングと落ち着いた守備には定評があり、さらに、味方選手への“メッセージを付けたパス"や相手選手が嫌がる所にボールを供給できるフィード能力を有していることから「ブンデスリーガ最高クラスのディフェンダー」と称賛する声も。

5. ジョン・ストーンズ(エヴァートン)
生年月日:1994/05/28(20歳)
transfermarktによる市場価値:616万ポンド(およそ10億7000万円)

コメント:
マンチェスター・シティやサンダーランドなども獲得を狙ったという逸材。バーンズリーのフィルトクロフト監督は「ストーンズはイングランド最高の若手DF」と最大限の賛辞を送っている。長身の右サイドバックでセンターバックもこなす。華やかなタイプではないが、冷静で確実な仕事を行う。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介