19日に行われたドイツ・ブンデスリーガ第8節、パーダーボルン07対アイントハト・フランクフルトの試合は、初昇格ながら好調を維持するパーダーボルンが逆転で元日本代表MF長谷部誠、乾貴士の所属するフランクフルトに3-1で勝利した。
3連勝を逃したフランクフルトだが、この試合にフル出場した乾貴士は今シーズン初アシストを記録している。
前節ケルン戦はトップ下で起用され、持ち前の高度な技術と豊かな発想力で攻撃を掌りチームを勝利に導いた乾。この試合は昨シーズンまでの基本ポジションだった左サイドで先発し特に前半は軽率なミスが目立ったが、後半は本来のリズムを取り戻し乗り先制ゴールをアシストした。
昨シーズン後半に出場機会を失いブラジルW杯への出場を逃した乾だが、かつて斬新な攻撃スタイルでヴェルダー・ブレーメンを欧州の強豪に押し上げたトーマス・シャーフが就任した今シーズンはより多くの自由を与えられ、ここまで目に見えた結果こそないものの復活の兆しを見せている。
特に上述したケルン戦はブレーメンの全盛時を彷彿とさせる試合内容で、乾、長谷部とも攻守に輝いていただけに、できればもう一度トップ下の位置で見たいものだ。なお、前節は3ボランチの両ワイドで起用された長谷部は、2ボランチの一角としてフル出場している。
それでは乾のパーダーボルン戦のプレー集をご覧あれ。