10月16日、『Talksport』はイタリア代表FWマリオ・バロテッリのロングインタビューを掲載した。
今夏ACミランからリヴァプールに移籍し、イングランドに戻ってきたマリオ・バロテッリ。自分がかつて犯した過ちやメディアの過剰な報道、イタリア代表での出来事などを語っている。
マリオ・バロテッリ
「毎朝起きると、僕は昨日会った人々が僕の悪口を言っているのだろうなと思う。しかし、僕は子供が僕の元に来るのを見て、自分は悪いことはしていないと感じるんだ。もちろん、より良いことは出来ただろう。しかし、子供は素直だ。もし好きでなければ、近づいてくることはない。
だから、彼らが近づいてくるのを見れば、自分は選手としても人間としても悪くはならないことを意味している。
子供がそうしなくなれば――サインや絵を求めることを辞めるなら、自分に何か変化が必要だと思い始めるだろう。だから、僕は子供と犬を愛しているんだ。
(若いころのこと)
僕はかつて誤りを犯してきた。誰でも若いころにはそういうことがあるものだ。花火の件については、その原因になったのは僕ではない。しかし、イングランドでもそれらを言われているのは知っている。それはOKだ。それが恥なのは確かだが、僕は慣れる。新聞は常に真実でない、悪く書かれたマリオのイメージを広めようとしている。
誰かが僕に伝えてきたんだが、僕が『試合の3~4時間前にセックスをしていて、それが影響している』と話したというんだ。信じてほしい。もし試合の4時間前にセックスをしていたら、プレーできないよ。誰でもそうだと思う。それは僕を笑わせる。これは僕ではないよ。
(イタリア代表について)
僕は今代表のメンバーでない理由は理解している。得点していない。しかし、ペッレや他の選手は点を取っている。従って、彼らが選ばれて当然なんだ。しかし、僕はイタリアを愛している。そして誰も代表チームに口出しは出来ない。
しかし正直に言えば、人々が言っていることには失望した。彼らはワールドカップの後、どれほど僕を批判したか。僕は大会中に2,3個のチャンスを持っていたと思う。そして、イングランド戦でゴールを決めたことは誰もが知っている。ただ、それ以上は出来なかった。
プランデッリ監督(当時)すら、僕に関する批判を言った。彼は試合後、僕についてのことを新聞に言うべきだったのか? 本物の男なら、何か言いたいことがあるのなら、直接対面して言えばいい。僕は率直な人間だ。
(ロジャーズ監督について)
彼は非常にいいね。強い個性がある。それはチームのプレーに表れているし、自分が選手として成長するのを助けてくれると思っている。彼は非常にオープンだ。誰にでも話しかけることが出来る。
(これまでプレーした中で素晴らしい選手)
イブラヒモヴィッチ、フィーゴ、ピルロだ。
僕がフィーゴとプレーした時はまだ17、18歳だった。しかし彼はまだ光り輝いていたよ。
また、ピルロは素晴らしい選手だ。信じられないのはまだ進化を続けているということだ。選手として成長し続けたいと口に出すのは簡単だが、実行するのは難しい。
さらに、ジェラードも驚くべき選手だ。昨季までは彼とあまり会った事はなかったが、ピルロと同じレベルにある選手だと思う。視野、技術に加え、彼にはパワーがある。スティーヴィーは一人で何でもできる。彼のような選手をもう一人探そうとするのは非常に困難なことだろうね。
(残りの人生で3つしかスポーツが出来ないとしたら?)
サッカー、UFC、そして運動競技だね」