10月11日、『La Repubblica』は「フィオレンティーナのCEOを務めているマリオ・コッニーニ氏は、セリエAで最も健全な財政を持つクラブになったと話した」と報じた。
2001年には経営に行き詰まり破産したことで知られているフィオレンティーナ。一度セリエC2に降格した後、徐々にクラブの規模を拡大し、10年が経った今ではイタリア屈指のクラブとして復活している。
信用機関の研究によって各クラブの財政的な状況が明らかになっている中で、フィオレンティーナは非常に健全な経営が行われていることが判明しており、マリオ・コッニーニCEOはクラブの状態に自信を見せている。
マリオ・コッニーニ フィオレンティーナCEO
「これらは、我々が正しい道を歩んでいることを意味している。2年前、我々はクラブを発展させるための新たな旅を始めた。しかし仕事はまだまだ残っているがね。
フィオレンティーナは、支払い能力においてはトップレベルにある。費用をカバーできるだけの収入があり、そしてオーナーが財政構造の安定のために一年あたり1500万ユーロまでをカバーしてくれる。
それは、我々が借金をする必要がないこと、そして負債がゼロであることを意味している」
借金がゼロであることを表明した一方、フィオレンティーナは逆に怪我人に悩まされており、現在ジュゼッペ・ロッシ、マリオ・ゴメス、マイカー・リチャーズ、ホアキン、マルコ・マリンと大物選手が続々と離脱する危機的な状況にある。それに際して新たにフェデリコ・フォフィ氏をスタッフに迎えたことが明かされている。
フェデリコ・フォフィ氏はSSストール(バスケットボール・セリエA)やチヴィタノヴェーゼというクラブで働いてきたドクターで、スポーツ関係での経験が豊富な整形外科医である。