『Rai Sports』は「イタリアサッカー連盟会長を務めているカルロ・タヴェッキオ氏は、UEFAから科せられた活動禁止処分について『意味がない』と話した」と報じた。
今夏イタリアサッカー連盟会長選挙でデメトリオ・アルベルティーニ氏を破り、当選を果たしたカルロ・タヴェッキオ氏。しかし選挙活動中から「直前までバナナを食べていた選手がラツィオのスタメンになれる」という人種差別的発言や、「女性は障がい者のように扱われていた」など性差別的発言があったと報じられており、大きな問題となっていた。
そして先日、それらの発言などを調査したUEFAは彼に6か月という長期の活動禁止処分を科すことを決定している。
しかし、当のカルロ・タヴェッキオ氏は「実質的には違いがない」と、処分に意味がないことを主張した。
カルロ・タヴェッキオ イタリアサッカー連盟会長
「処分で困惑しているか? 私は、連盟とCONI(イタリアオリンピック委員会)、FIFAのイタリアでの調査で、何らかの処分の必要はないと判明していることを強調したい。
UEFAは決定した。しかし、それは私に対して何も実際の違いを生じさせることはない。禁止されたために何かを逃してはいない。
イタリアはこのために連携から取り残されるか? UEFAはEURO2020の準決勝をイタリアに、2016年のチャンピオンズリーグ決勝をサン・シーロに与えていることを皆に思い出させたいね」