7月29日、『Tuttosport』は「イタリアサッカー連盟の会長選挙に立候補しているカルロ・タヴェッキオ氏は、かつて女性差別的な発言をしていた」と報じた。
先日黒人差別的な発言をしたとして批判を受けたカルロ・タヴェッキオ氏。様々な場所に波紋を広げているが、これをきっかけに過去のインタビューが掘り起こされており、様々なものが出てきている。
Raiの行ったインタビューでは、内容は女性に尊厳を与えたいというものであるものの、表現として「障がい者のように思われていた」という不適切に感じられるものも。また、ミランのCEOに就任したバルバラ・ベルルスコーニに対しても批判に感じられるインタビューがあったと報じられている。
内容についてはともかく、この71歳のベテランはやや口が軽い傾向があることが明らかになりつつあるようだ。
カルロ・タヴェッキオ アマチュア全国リーグ会長
「我々は女性にもサッカーという観点で尊厳を与えるつもりだ。
女性はスタミナや抵抗力、フィジカル、そしてアスリート能力という面において男性に劣り、まるで障がい者であるかのように考えられていた。
しかし、今となっては我々はそれらが類似したものだと知った」
「(ミランのCEOバルバラ・ベルルスコーニに対して)親愛なる女性は、誰が新たなイタリアサッカー連盟の会長候補に指名されるかを決めはしない。彼女は正規のメンバーよりも1.5メートル下がった位置にいるからだ」
なお、タヴェッキオ氏と選挙で争うのは現イタリアサッカー連盟副会長のデメトリオ・アルベルティーニ氏である。投票は来月11日に行われる。