本日1日、今月行われる2つの国際親善試合に向けたメンバーが発表される日本代表。ハビエル・アギーレ監督のもと、二度目の招集となる今回、前回外れたメンバーがどうなるのか、また逆に新鮮な風を送り込んだ若手たちが引き続き呼ばれるのかどうか、いろいろと気になるメンバー発表だ。

今回の親善試合、10日のジャマイカ戦は国内(新潟のデンカビッグスワンスタジアム)で行われるが、2試合目となる14日のブラジル戦が中立地のシンガポールで開催されることも大きな注目点だろう。

この夏、地元開催のW杯で無念の結果に終わったブラジル。大会後、新たにドゥンガ監督が就任した彼らは先月、コロンビア、エクアドルという南米の強豪2チームにいずれも1-0で勝利。今月はキャンペーンも兼ねたアジアツアーを行い、11日に北京でアルゼンチン、そして14日にシンガポールで日本と対戦する。

日本サッカー協会(JFA)の原博実技術委員長(当時)は、ブラジル戦の発表に際し、「日本でやるのであればブラジルとの試合はできなかった」とコメント。元々アルゼンチン戦は予定されていたようだが、ブラジルとしてはもう1試合、東南アジア方面でやりたいという意向があったようだ。そこに、日本側の希望、さらにシンガポールも今年6月、新たなナショナルスタジアムである「シンガポール・スポーツ・ハブ」が開場したため、その記念的なイベントの一つとして、王国ブラジルと現アジア王者である日本の対戦を招致した。

日本としても、日本代表、そしてJリーグのアジア戦略といった意味で今回のブラジル戦は、大きな意味を持つ試合となる。

メインスタジアムは55,000人収容の「シンガポール・スポーツ・ハブ」。老朽化したナショナルスタジアムの跡地にアリーナなどを併設する形で建てられたスポーツコンプレックスである。

なお、シンガポールは東南アジアの高いサッカー熱を表す国の一つということもあり、食事や観戦グッズの付いた「ホスピタリティーシート」が即日完売するなどチケットの売れ行きは非常に好調。スタジアムの公式サイトに載っている残席状況も、10月1日現在でこの通り。

薄くなっている部分が販売の終了したシート。見たところ、既に9割近くが埋まっている。観戦を予定している人は早めにチケットを押さえておいた方が良いかもしれない。

ちなみに、マッチプロモーターは電通の関連会社であるシンガポールのワールド・スポーツ・グループ(WSG)が務めている。

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