9月27日、『Daily Mail』は「マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は、フィットネスコーチを務めていたトニー・ストラドウィック氏をトップチームの業務から外した」と報じた。
トニー・ストラドウィック氏はリヴァプール・ジョン・ムーア大学出身のスポーツ科学博士で、コルチェスター・ユナイテッド、コヴェントリー・シティ、ウェストハム・ユナイテッド、イングランドサッカー連盟、ブラックバーン・ローヴァーズなどで仕事をしてきた経験を持つ。
2007年にヴァルテル・ディ・サルヴォ氏(現カタールサッカー協会&アスパイア・アカデミー部長)の後を継いでマンチェスター・ユナイテッドと契約し、アレックス・ファーガソン、デイヴィッド・モイーズ、ライアン・ギグス監督の下でフィットネスコーチを務めてきた。
しかし、知っての通り今季マンチェスター・ユナイテッドは怪我人の続出に悩まされる状況になっており、最終ラインは危機的状況に陥っている。
ルイス・ファン・ハール監督はそれを受けてトニー・ストラドウィック氏をユースチーム担当に動かすともに、ヨス・ファン・ダイク氏をその後任として配置したという。
ヨス・ファン・ダイク氏は1957年生まれの57歳。AZ、バイエルン・ミュンヘン、オランダ代表でファン・ハールの片腕として働いてきたフィジオセラピストで、監督の盟友と言える存在である。思い切ったこの決断によって、マンチェスター・ユナイテッドは負傷者を減少させることが出来るのだろうか?