14日、セリエA第2節でパルマとのアウェイゲームに臨み、日本代表MF本田圭佑の1ゴール1アシストの活躍などで5-4の激戦を制したミラン。
ラツィオ、パルマというリーグの中堅を下し開幕2連勝を飾ったことで、フィリッポ・インザーギ監督もしばらくは喧噪と離れた形でチーム作りを進めることができそうだが、一方でこの試合、悪い意味で目立ってしまったのが、レアル・マドリーからこの夏加入した新守護神、ディエゴ・ロペスであった。
マドリー時代はスペイン代表のイケル・カシージャスとポジション争いを繰り広げ、ジョゼ・モウリーニョ、カルロ・アンチェロッティという当代屈指の名将二人がリーガでの正GKを任せた実力者。ミランでも開幕のラツィオ戦からスタメンを務め、アントニオ・カンドレーヴァのPKをストップするなど32歳のGKはさっそく印象的なパフォーマンスを見せた。
しかし、今回のパルマ戦では、3本という相手の枠内シュートからアントニオ・カッサーノ、フェリピ、アレッサンドロ・ルカレッリのゴールを許すと、5-3と2点をリードして迎えた終了間際にはマッティア・デ・シーリョのバックパスを処理できず・・・。
残念な形のオウンゴールに。しかもディエゴ・ロペスはこの際足を痛めたが、交代枠が残っていなかったためプレーを続行。この試合は味方の大量点に救われる格好となった。
【試合のハイライト】