先にカンファレンス・サウス(実質6部)に所属するベイジンストーク・タウンがロナウジーニョにオファーを出したことを伝えた。
現在出場停止中のルイス・スアレスにオファーを出したコソヴォのチームとは違い、イングランドの下部リーグはこれまでも大物選手を普通に獲得してきた過去がある。
5部までが全国リーグ戦となるイングランド。他国と違い移籍期間外でもローンで選手を獲得することが可能なために、1年中選手短期的なローン移籍が行われる。プレミアリーグやチャンピオンシップに所属する若手選手は3部から10部リーグ相当のチームで修業を積むことも少なくない。
今回は、さらに下のカテゴリーとなるカンファレンス以下を中心に大物選手がプレーしたケースを見ていこう。
■バーネット
イングランド下部リーグを語る上で外せないチームの1つがバーネットである。元オランダ代表MFエドガー・ダーヴィッツを獲得し選手兼監督に据えたのは良いのだが12/13シーズンにリーグ・ツーから降格し13/14シーズン以降はカンファレンス・ナショナル(5部)所属となっている。
*過去の主な所属選手
ジョン・ナース(バルバドス代表、14/15シーズンより)
エドガー・ダーヴィッツ(元オランダ代表MF、13/14シーズン中までプレーし、引退 )
カール・フレッチャー(元ウェールズ代表MF、13/14シーズン中までプレーし、引退)
ヴァレンティン・ジョカイ(アルバニアU-21代表、13/14シーズンにダービーよりローン)
コリンズ・ジョン(元オランダ代表FW、12/13シーズン)
■アビー・ウィンドウズ
先月(今シーズンの8月)にポール・ガスコインと1試合だけだが試合出場契約を結び、話題となった。しかし、ガスコインは契約後、試合をまたずしてアルコール中毒で病院に運ばれ入院・・・。ちなみにボーンマス・サンデー・リーグというリーグのディヴィジョン4に所属している。これは、実質17部である。
*過去の主な所属選手
ポール・ガスコイン(元イングランド代表MF、14/15シーズン)
■ガーフォース・タウン
主戦場は8部相当のノーザン・プレミアリーグまたはノーザン・カウンティーズ・リーグと8-9部相当を行き来しているチームだが、2003年にサイモン・クリフォードがオーナーになって以降、”推し”であるブラジル・フットボール界とのつながりが深く大物プレイヤーが1日限定での現役復帰を楽しんだ。日本のキング・カズこと三浦和良選手もプレーする噂がでたことがあるほか、上述のポール・ガスコインと監督就任がまとまったり、カフー(元ブラジル代表DF)と選手契約の話がでたこともあるが契約の報道は流れたがプレーは実現しなかった。ソクラテス氏がプレーしたのは実に50歳の時、山本昌もびっくりである。
*過去の主な所属選手
ソクラテス(元ブラジル代表MF、2004年)
カレカ(元ブラジル代表FW、2005年)
リー・シャープ(元イングランド代表FW、2004年)