9月2日、フランス・リーグアンのモナコのサポーターコミュニティサイトである『PlaneteASM』は「我々はチケットの払い戻しを要求する」という記事を掲載した。
ロシアの大富豪であるドミトリー・リボロフレフ氏が会長となって以来、ハメス・ロドリゲスやジョアン・モウティーニョ、ラダメル・ファルカオ、リカルド・カルヴァーリョ、エリック・アビダルなど大物を獲得して話題を集めてきたモナコ。
ところが今夏は全く立場が逆転。エリック・アビダルがオリンピアコスに去り、ファルカオの穴を埋めたFWリヴィエールはニューカッスルへ、ハメス・ロドリゲスはレアル・マドリーに売られ、さらに最終日にはラダメル・ファルカオもマンチェスター・ユナイテッドへと移籍していった。
更に、多額の収入を得ながらも大きな補強がなかったことからサポーターの不満は頂点に達しているようで、チケットの払い戻しを要求することでクラブに抗議しようという呼びかけを行っている。
PlaneteASM
「ハメス・ロドリゲスをレアル・マドリーに売った5週間後、マンチェスター・ユナイテッドにラダメル・ファルカオを貸した。非常に落ち着かない夜を経て、サポーターの朝は二日酔いに見舞われているような感じだ。
これら二人に加え、アビダル、オバディ、リヴィエールの退団、そしてさらに特に目立った補強が行われていない。我々は怒り、疑問、そして不満を持っている。有望なスローガンを掲げ、補強を約束した後、ファンは頂点に向かうクラブを夢見た。ルイ2世スタジアムのシーズンチケットの売り上げも増加した。しかし、約束は裏切られたと感じている。
2012年の夏、イブラヒモヴィッチとチアゴ・シウヴァをPSGに売却したACミランの状況と似ている。彼らのサポーターは払い戻しを求め、クラブもそれに応じる構えを見せた。モナコのサポーターが同じことをしても、それが受け入れられる兆候はない。しかし、それは少なくとも一般的な不満を表明することにはなるだろう」