第2節を終了したプレミアリーグで、見事2連勝を飾ったチームは4チームある。

その内訳は上位から順にトッテナム・ホットスパー、チェルシー、マンチェスター・シティ、スウォンジーである。

中でもシティは第2節にしてすでにビッグマッチであるリヴァプール戦を消化しており、難しい相手からあげた勝ち点3が持つ意味は小さくない。そして、このシティにおいて開幕2戦で2ゴールをあげているのがあのストライカーである。

ブラジルW杯を準優勝という悔しい形で終えたセルヒオ・アグエロである。

前節のリヴァプール戦では、途中出場してからわずか23秒後にゴールを記録するなど、今シーズンもその得点力は鋭いままであるようだ。

そんなアグエロも今シーズンがシティで過ごす4シーズン目。加入1年目となる2011-12シーズンの最終節では劇的なゴールでチームにリーグタイトルをもたらしたことでも有名だが、その得点のペースが尋常では無いらしい。

英国『Mail Online』によれば、アグエロはこのリヴァプール戦で自身プレミア54得点目を決めた。出場時間をこれで割り、1得点が生まれるまでにかかった時間を算出したところ、暫定ながらアグエロの数字がプレミア史上最高記録になっているそうなのだ。

以下がその詳細である。

セルヒオ・アグエロ 113分/1得点(プレミアリーグ通算54得点)
※ティエリ・アンリ 122分/1得点(プレミアリーグ通算175得点)
※ルート・ファン・ニステルローイ 128分/1得点(プレミアリーグ通算95得点)
ハビエル・エルナンデス130分/1得点(プレミアリーグ通算37得点)
ロビン・ファン・ペルシー 135分/1得点(プレミアリーグ通算134得点)
エディン・ジェコ 137分/1得点(プレミアリーグ通算46得点)
ダニエル・スタリッジ 138分/1得点(プレミアリーグ通算58得点)
※ルイス・スアレス 139得点/1得点(プレミアリーグ通算69得点)

※は現在プレミアに所属していないか引退した選手を示す。

これによれば、かつてプレミアリーグで得点を量産しまくったティエリ・アンリとルート・ファン・ニステルローイという2人の得点を凌駕するペースでアグエロはゴールをしているということになる。

もちろん、アグエロはまだ現役である。このペースが維持できるかは分からないし、両選手とはあげたゴール数に大きな差がある。一概に比較することは難しいが、そういったレジェンドたちに匹敵する活躍を瞬間的に見せていることだけは間違いがないようだ。

ちなみに、この数字を見れば、プレミアリーグの得点ランキングで上位にあがる選手たちはだいたい130〜140分に1得点の割合で得点を記録していることが分かる。仮にプレミアリーグ全38試合×90分=3420分にフル出場した場合、24〜26得点をあげる計算になる。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい