湘南ベルマーレが圧倒的な強さで首位を独走する2014シーズンのJ2において、27節終了時点で14位につけている水戸ホーリーホック。

同じ県内に鹿島アントラーズという強豪クラブが存在することもあり厳しい経営を強いられてきたが、柱谷哲二監督が就任した2011年以降は縮小した予算の中で手堅いチーム作りを進め、スタイルを確立した2年目から中位に定着。営業収入も徐々に伸ばし、昨年まで3期連続の黒字を達成するなど過去のクラブイメージとはだいぶ変わってきている。

このようにJリーグの中で独自の“色”を出しながら奮闘する水戸も、今年で創設20周年。そこでクラブは20日、20周年を記念するド派手な新ユニフォームを発表した。

Mito Hollyhock 2014 GAViC 20th Anniversary

20周年を祝うべく、鮮やかなゴールドを採用した今回の記念ユニフォーム。

クラブが重ねた20年の歴史を20本のラインで表し、ホームタウンとともに積み重ねてきた20年の“年輪”という形で表現。これからも地域とともにクラブの歴史を刻んでいくという願いが込められたほか、シャツの下部にはホームタウンである水戸市の街並みがデザインされている。(袖の模様はおそらくクラブを象徴する龍がモチーフ)

GKモデルはチームカラーの青を基調としたユニフォーム。GKが青のユニフォームを着用するのは今回が初めてとのことだ。

この「創設20周年記念ユニフォーム」は、ホームで行う10月4日(土)のコンサドーレ札幌戦と10月11日(土)のカターレ富山戦で選手が着用予定。受注販売は愛媛FC戦が行われる8月24日から受付が開始されるが、販売されるのは残念ながらフィールドプレーヤー用のゴールドのみとなるようだ。

購入方法など詳しくはクラブの公式サイトから。

創設20周年記念ユニフォームの着用及び受注販売について
http://www.mito-hollyhock.net/?p=11853

なお、水戸と言えば今年、人気アニメ『ガールズ&パンツァー』とのコラボユニフォームを制作しており、こちらも好評の様子。

今月17日には、同じくアニメ『とある科学の超電磁砲』とのコラボが話題の東京ヴェルディとアウェイで対戦。両チームの対戦は「科学と戦車が交差する試合」としてキャンペーンが行われ、筆者も思わず味の素フィールド西が丘へ駆けつけたが、この試合でも(この試合だから?)“ガルパンユニ”を着た水戸サポーターが多数来場していた。

選手紹介の際はBGMとしてそれぞれのアニメの曲を使用。こうした遊び心が面白い。

試合の方は、前半劣勢だった東京Vが47分、好調・杉本竜士のドリブル突破から澤井直人が押し込み先制。この1点を守り切った東京Vが3試合ぶりの勝利を手にしている。

「やれることをきっちりやる」という持ち前の安定感でペースを握った水戸。しかし、この試合では1点が遠かった。

今週末に行われるJ2の第28節は、24日(日)の開催。水戸が愛媛FC、東京Vは横浜FCといずれもホームで対戦する。試合はともに18時キックオフ。

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