商機というのはどこにでも転がっているものだ。この度、ブラジルW杯の一つのトピックに関するあるものが競売に出されている。

それは、コロンビア代表フアン・スニガのユニフォームである。

しかしこのユニフォーム、ただのシャツではない。W杯の準々決勝ブラジル対コロンビア戦でスニガが実際に着用していたものであるのだ。

現地時間7月4日に行われたこの試合は、2-1でブラジルが勝利した。前半7分にチアゴ・シウヴァが先制点をあげると、69分にはダヴィド・ルイスが強烈な直接フリーキックをゴールネットに突き刺し2-0とリード。80分にハメス・ロドリゲスがPKを成功させるなどコロンビアも反撃の狼煙をあげたが、試合はこのまま終了している。

そして、この試合ではある“事故”も起きている。スニガがネイマールと競り合い、ネイマールは脊椎骨折という重症を負ったのだ。その後の経過は周知の通り。ネイマールという核を失ったブラジルは準決勝のドイツ戦で1-7という屈辱的大敗を喫し、3位決定戦でもオランダに完敗。ネイマールを負傷させたスニガにはブラジル国内で非難の声もあがっていた。

そんなスニガのシャツを競合にかけたのは、ブラジルのオークションサイト『BAZAR SPORT』。1週間前に500ドル(およそ5万1000円)でスタートしたこのオークションは現在1400ドル(およそ14万3000円)の入札が6件ついている(15日12時現在)

日本時間26日(火)午前4時には終了となるが、1万ドル(およそ102万円)の即決価格が設定されているため予定より早く終了する可能性もあるとのこと。なお、このサイトでは他にもブラジルW杯で着用されたユニフォームが競売にかけられており、カメルーン代表DFマティプのものもあった。

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