マンチェスター・ユナイテッドがスポルティングのDF、マルコス・ロホの獲得に近づいているようだ。『One World Sports』によれば、ユナイテッドは2000万ユーロ(およそ27億円)のオファーをスポルティングに送っており、移籍の実現が近づいているという。

スポルティング側はロホの売却に動いていないと主張しているものの、ロホの保有権の大半である75%を保有する投資会社のDoyen Sports社はスポルティング側に売却するように申し入れたとのこと。もしスポルティングがDoyen Sports社側の提案を拒否した場合、契約によりスポルティングはユナイテッドのオファーの75%に相当する金額をDoyen Sports社側に支払う必要があると『One World Sports』は報じている。

なお、スポルティングの会長、ブルーノ・デ・カルヴァーリョはクラブの負債を減らす事に努めており、Doyen Sports社のようなサードパーティが保有権を持つ選手を避ける方向で動いているという。その一環として、スポルティング側は今夏市場評価の高いウィリアン・カルヴァーリョを4500万ユーロで売却し、その資金でロホの保有権を獲得しようと考えていたようだ。しかし、カルヴァーリョの売却は実現しておらず、ロホの保有権を買い取る事は難しい状況にある。

なお、DFの補強に動いているユナイテッドはロホの獲得に動くと共にアヤックスのダレイ・ブリントの獲得に動いている。ブリントについては2500万ユーロ(およそ34億円)の移籍金をアヤックスが要求している事からロホが優先ターゲットであると考えて良さそうだ。

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