現地時間12日、チェルシーは2014-15シーズンのプレシーズンの最後を飾るべくレアル・ソシエダとの一戦に臨んだ。

欧州のビッグクラブがアメリカやアジア方面でプレシーズンを行う中、この夏チェルシーが選んだのは欧州大陸の横断だった。

ロンドンからオーストリアに向かい、そこからスロベニア、オランダ、ドイツ、オランダ、トルコ、ハンガリーと辿りひたすらに地元チームとの強化試合をこなしていく。12日には再びロンドンへと帰還し、レアル・ソシエダ相手に2-0の勝利。10戦7勝1分2敗というまずまずの結果でプレシーズンツアーを終え、いよいよ18日に開幕するプレミアリーグに向け最後の調整をスタートさせる。

しかし、チェルシーの中にはそんなプレシーズンツアーを満足な形で締めくくることができなかった選手がいたようだ。近年、極端に決定力を落としているFWフェルナンド・トーレスだ。

英国『Independent』によれば、 トーレスはこのプレシーズンで6試合に出場計266分間ピッチに立ったが、無得点に終わったという。スロベニアの都市リャブリャナで行われたオリンピヤ戦ではゴール前2mという超至近距離からのシュートを外し話題となったが、神様はどこまでもトーレスに厳しいらしい。

ソシエダ戦はこんなシーンもフィーチャーされた。さすがにちょっとかわいそう・・・。

一方、この夏チェルシーに新しく加入したFWジエゴ・コスタは355試合に出場し4得点をゲット。このレアル・ソシエダ戦でも開始10分圏内に2ゴールをあげ勝利に貢献するなど、トーレスとは好対照に結果を残している。

しかし、フェレンツヴァーロシ戦で同じく新加入のディディエ・ドログバが負傷しており、数ヶ月間の離脱が予想されている。これで今季の序盤戦、ストライカーの軸はジエゴコスタとトーレスになることが濃厚になっている。

チェルシーに加入して5シーズン目を迎える“エル・ニーニョ”、来る新シーズンでは持ち前の決定力とその自信を取り戻すことができるだろうか。

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