イングランドから驚きの知らせが届いた。
マンチェスター・ユナイテッドのユースに所属する16歳(15歳というソースもあり)の選手が、100m走で10.99秒という快記録を叩きだしたというのだ。
Manchester United and England youngster breaks Olympic champions' 25-year-old sprint record http://t.co/Q1LxeYjLWY
— Metro Sport (@Metro_Sport) 2014, 8月 6
今回この数字を記録したのはロショーン・ウィリアムス。マンチェスター・ユナイテッドに所属するDFでイングランドU-16代表の経験もある選手である。
英国『Metro』によれば、ウィリアムスは自身が通うアシュトン・オン・マージースクールでこのほど100m走を測定。その際ウィリアムスが10.99秒という記録を叩き出したのだが、これが同校の最速記録として認定されたそうだ。
これまでの記録は1989年にダレン・キャンベルによる11.13秒。ダレン・キャンベルは後に陸上選手として活躍し、2004年のアテネ五輪では4×100mリレーでイギリス代表として金メダルを獲得するほどの一流アスリートである。
そんな偉大な大先輩の記録を塗り替えたのがサッカーを本職とするウィリアムスであった。ウィリアムスは9歳の時にユナイテッドのアカデミーに入団し、ライアン・ギグスが憧れだと話す1998年2月10日生まれの16歳だ。
Teen breaks Olympic champion Darren Campbell's school 100m record - in his first-ever race! http://t.co/toAYJaFKUi pic.twitter.com/l5W5gNNzVn
— Manchester News MEN (@MENnewsdesk) 2014, 8月 6
写真を見るだけでも速そうである。
この測定の後、ウィリアムスは「記録を破ったんなんて、次の日学校で先生に告げられるまで知らなかったよ」と話しており、自身も予想だにしていなかったよう。弱冠16歳である選手は、一体どれほどまでのスピードをもった選手に成長するか今から楽しみである。
ちなみに、日本における中学陸上100mの記録は10.56秒。10.99という記録はあくまでスクール記録であり、陸上競技における世界レベルとはまた違う基準になりそうだ。