8月8日、『Skysports』は「マンチェスター・ユナイテッドのニッキー・バットコーチは、ルイス・ファン・ハール新監督の手腕を高く評価するとともに、近年のサッカーにおける短期的視点に立った要求について苦言を呈した」と報じた。
ニッキー・バット マンチェスター・ユナイテッド アシスタントコーチ
「新しいマネージャーが責任を持ってからまだ負けていない。今季の最初の5試合でいいスタートが切れることを期待しているよ。
誰もがマンチェスター・ユナイテッドにはタイトル争いを求めている。昨季は考えうる限り最悪の位置で終了した。しかし新たなシーズンとなれば、誰もが期待をかけてくる。そして私もファンであるからして、自分たちが再び挑戦できることを期待している。
要求は大きい。かつてもそうだった。マンチェスター・ユナイテッドには常に最強であることが求められており、もし停滞があったら――。
我々はいつも遠慮なく事実を伝えられてきた。その中でステップアップしていかなければならない。そうでなければ、このクラブに長くいることはできない。
私は、新たな男も選手に対して同じことを言うだろうと確信している。うまく行けば選手は反応してくれるだろうし、そうなるだろうと確信している。
(ファン・ハールの印象は?)
まずポジティヴだね。彼は常に制御されている。オーラを持っているよ。歩いているだけでも、誰がボスなのかが分かる。それは大切なことだよ。
我々は、これまでアレックス・ファーガソンとともにそのような年を過ごしてきた。そして、今ファン・ハールで同じものを手にしたと思う。誰かが規則に従わなければ、それらはチームから排出されるだろうと確信している。
(これまでのクラブの栄光について?)
過去には責任を持ったマネージャーがいて、そしてそれを信じるクラブがあった。しかし――それは今、難しくなった。より即効性が求められるようになり、誰もがすぐに事態が変わることを期待している。
中に入ってくるオーナーは、必ずしもサッカーのことをよく知っているわけではないんだ。不運にも、彼らはビジネスについては詳しい。しかし、サッカーはサッカーの方法がある。この種の人々は、サッカーにおいては成り行きを見守ることが出来る先見性を持っていない。
僕は12、13歳の時から、忍耐のある監督とオーナーの下でプレーしてきた。『我々は君に時間を与え、できるだけ支援していく』と言われてきた。
不幸なことに――どういう理由であれ、今はもう起こりえないことなんだ」