7月25日、RCランスは公式サイトで「フランス国立オリンピック・スポーツ委員会(CNOSF)が、1部昇格に向けて肯定的な見解を示した」と発表した。

昨季リーグ・ドゥ(2部)で2位に入ったRCランス。しかし、今夏アゼルバイジャン人オーナーのハフィズ・マーマドフ氏から1000万ユーロ(およそ14億円)の資金が届かず、予算の保証がないとしてDNCG(Direction Nationale du Contrôle de Gestion、フランスリーグに所属するクラブの経営状態を監視する組織)が1部昇格の資格を取り消す決定を下していた。

この通告の内容に関しては決定事項であったが、それを不服としたRCランスは、今季の予算を当初の4800万ユーロ(およそ67億円)から3800万ユーロ(およそ53億円)に組みなおすとともに、フランス国立オリンピック・スポーツ委員会(CNOSF)にこの問題を訴えている。

そして、今回の報告によれば、金曜日に行われたCNOSFの会議によってRCランスに有利な内容の見解が得られたとのこと。ここに来て一転1部昇格が認められる可能性が生まれてきたと『L'Equipe』も報じている。今後の連盟、DNCG側の対応が待たれるところである。

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