7月20日、『Tehran Times』は「元イラン代表MFアリ・カリミが今夏での現役引退を発表した」と報じた。
アリ・カリミは1978年生まれの35歳。圧倒的なテクニックを武器に繰り出すドリブルで数多くのチャンスを作り出してきた、イラン代表127試合38ゴールの記録を持つレジェンドである。
若くしてペルセポリスで台頭した後、UAEのアル・アハリでエースとして活躍。2005年にはドイツのトップクラブであるバイエルン・ミュンヘンに入団し、レギュラーではなかったものの途中出場でのジョーカー役として結果を残した。
その後はカタールでプレーした後に国内に復帰し、ペルセポリスとスティール・アジンに所属。2011年には再びドイツに渡ってシャルケ04で短期間プレーしたが、その後再び国内に戻った。
昨夏ハズフィ・カップ決勝で敗北したのちにマフディ・マハダヴィキアとともに引退を発表したが、それを撤回して昨季はトラクトル・サジでプレー。往年とは違いボランチを務めて新境地を開拓し、活躍を見せるも、残念ながらワールドカップのメンバーには選ばれずに終了。クラブとの契約も満了となり、自身のSNSで現役引退を発表した。
アリ・カリミ
「私の全ては神の助けとファンの支援によって成り立ったものだ。ファンは永遠に私の心の中に残るだろう」