5月5日、イランのカップ戦に当たるハズフィ・カップの決勝戦が開催された。セパハンとペルセポリスの一戦は2-2の同点で終わり、PK戦を制したセパハンが優勝を決めた。
この試合はすでに引退を表明していた元イラン代表MFメフディ・マハダヴィキアの現役生活最後の試合ということで注目されていたが、彼が所属するペルセポリスは惜しくも敗れ、タイトルに届かずに終わった、
マハダヴィキアは試合後にこのように話したとテヘラン・クロニクルが伝えた。
テヘラン・クロニクル
メフディ・マハダヴィキア
「カップ戦のタイトルを取ってから現役生活から離れたいと思っていたんだけどね。だけど、それは叶わなかった。今日スタジアムに足を運んでくれたサポーターには、本当に申し訳ないと思っている」
そして試合後には、同じペルセポリスに所属していたアリ・カリミも、記者とのインタビューの中で突然現役引退を表明した。A代表127試合38ゴールという記録を持つ伝説のアタッカーも現役生活に幕を閉じた。
テヘラン・タイムス
アリ・カリミ
「僕は今日、サッカー界からの引退を表明する。自分にとって、今後は私生活に専念するほうがいいと判断したんだ。もちろん国際試合もこれで終わり。イラン代表でももうプレーはしないよ。まあ、イベントなんかに呼んでくれれば、ちゃんと出るけどね。
これは数日前に決めていたんだ。別に決勝戦で負けたから引退するわけじゃないし、勝ったら続けていたわけでもないよ。選手生活の中ではいいことも、悪いこともたくさん経験した。そして、この引退の決断には満足しているよ」