現地時間16日、UEFAは緊急集会を行いUEFAコンペティションにおけるレギュレーションの変更を発表した。

この集会ではUEFA主催コンペティションにおける累積警告について話し合われ、新シーズンから、各コンペティションでは準々決勝終了後に累積警告が一度相殺されることが明らかになった。これにより、累積警告によるUCL決勝およびUEL決勝出場停止処分は事実上なくなったことになる。

このレギュレーションをめぐっては、以前より報道がなされていた

2013-14シーズンのUCL決勝では、レアル・マドリーのシャビ・アロンソが累積警告のため出場できず、大きな話題にもなった。これまでにも1998-99シーズンのポール・スコールズとロイ・キーン、2002-03シーズンのパヴェル・ネドヴェドなど、いくつもの悲劇が繰り返されおり、今回ようやく改訂された形だ。

ちなみに、現段階のレギュレーションでは、1選手につき3枚のイエローカードで次の1試合が出場停止になり、その次は5枚目、7枚目、9枚目のイエローカードを受ける度にさらに1試合の出場停止処分が加えられることになっている。これらのイエローカードはグループステージから持ち越しであり、今回の決定により、準々決勝終了後に全て相殺されることになった。

なお、準決勝2ndレグでレッドカードを受けた場合の出場停止処分については言及されておらず、あくまでイエローカードの累積による出場停止に関する変更である。

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