100年以上に渡り「バスク人のみ」で構成されたチームでありながら、レアル・マドリー、バルセロナとともに一度も2部に降格したことがないという偉大な歴史を持つアスレティック・ビルバオ。
1984年に8度目のリーグ制覇を含む二冠を達成して以降、タイトルから遠ざかっているものの、近年はマルセロ・ビエルサ監督の率いた2011-12シーズンにヨーロッパリーグで準優勝(優勝は兄弟クラブと言えるアトレティコ・マドリー)。4年前、日本代表監督就任が噂されたエルネスト・バルベルデ監督が8年ぶりに復帰した昨季は、序盤から上位をキープ。最終的にはセビージャ、ビジャレアルとの争いを制して4位となり、2位に入った1997-98シーズン以来となるCL出場権を獲得した。
ビルバオは11日、2014-15シーズンの新ユニフォームを発表。サプライヤーは昨年から契約しているNikeで、ホームはイングランドのサウサンプトンFCに由来する伝統の赤と白のストライプ。
赤い縦縞の部分にはアトレティコ・マドリー同様、V字のグラデーションが取り入れられている。
アウェイは、2011-12モデル以来となる緑。シャツの内側に見えるバスク自治州の旗「イクリニャ(Ikurriña。バスク語ではIkurrina)」を元にしたカラーであり、緑をベースに赤と白をバランス良く配置したデザインとなった。
胸スポンサーは引き続き、地元に拠点を置く石油会社「Petronor」。また、左袖はビスカヤ県に代わり、今季から協力関係をさらに強めた地元の銀行「BBK (Bilbao Bizkaia Kutxa)」のロゴが入る。
昨年から使用している新しいホームスタジアム、サン・マメス・バリアをバックに、新ユニフォームを着用した選手たち。中央のスペイン代表FW、イケル・ムニアインは今月、来夏までだった契約を2017年まで更新した。
ビルバオは今オフ、攻撃的MFのアンデル・エレーラを既にマンチェスター・ユナイテッドへ引き抜かれているが、そうした穴を優秀な下部組織などで見事に埋めてしまうのが彼らのすごいところ。16年ぶりに出場する注目のCLは、プレーオフから登場する。