現地時間7日、ローマはフェネルバフチェに所属するトルコ人MFサリヒ・ウチャンを獲得したと発表した。

ローマはこの直後にも元イングランド代表DFアシュリー・コールの獲得も発表しており、サミュエル・エトーやデアンドレ・イェドリンにも興味を抱いていると伝えられている。移籍市場が開いてまだ間もないが、久方ぶりのUEFAチャンピオンズリーグ出場に向け、積極的な補強策が目立っている。

そんなローマへの移籍が決まったサリヒ・ウチャンとは一体誰なのか?実は、未来を嘱望されたトルコの逸材なのだ。

サリヒ・ウチャンは1994年1月6日生まれの20歳。国籍はトルコで、これまでU-15からU-21までの全てのカテゴリー別代表を経験したという驚異のタレントだ。昨年は母国で行われたU-20ワールドカップにも出場した。

動画にもある通り、ウチャンの特徴は独創的なボールのタッチだ。長身でありながら懐が深く、また相手の逆をとるトラップは見事と言う他なく、その足の裏の使い方と発想自体はあの柿谷曜一朗と通ずるものもある。

U-20ワールドカップで背番号6を背負った通り、ウチャンの第1ポジションはセントラルミッドフィルダーである。繊細なボールタッチが武器に見える彼だが、スタミナもあり攻守の両面で存在感を見せる。

ちなみにこのウチャン、編集部Sが初めて見たのは2012-13シーズンのUEFAヨーロッパリーグ。フェネルバフチェはこのシーズン準決勝まで進んだのですが、19歳ながら光ったものを見せていました。

当時はこんなに幼かったのに…。今では立派にヒゲまで生やしてます。

なお、契約上ウチャンはローン移籍になる。2016年での買取オプションも付いている。背番号は48番に決定したが、これはフェネルバフチェ時代の38より10大きい数字になる。

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