では、そんなバーゼルにはどんな選手がいるのだろうか?ザッと確認してみよう。

No.9 FWマルコ・シュトレラー(スイス)

まずはこのチームのキャプテンで、長老的存在であるシュトレラーだろう。

196cmという大型のポストワーカーで、昨シーズン10得点をあげた。2011-12シーズン、バーゼルはUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ最終節でマンチェスター・ユナイテッドに勝利ベスト16進出を果たしたが、その先制点も記録。昨シーズンはチェルシー相手の決勝ゴールも奪った。柿谷にとっては良きライバルとなるだろう。

No.30 FWジョヴァンニ・シオ(コートジボワール)

続いてご紹介するのもアタッカーである。コートジボワール代表としてブラジルW杯にも出場したジョヴァンニ・シオは、縦への推進力に長けた選手。昨シーズンのチェルシー戦でも存在感を発揮した。最前線であればどこでもプレーできるため、クラブに選択肢をもたらしている。

No.8 MFセレイ・ディエ(コートジボワール)

バーゼルで背番号8をつけるのが、中盤の要セレイ・ディエだ。

連日連夜ブラジルW杯を楽しんでいた方は、この顔に見覚えはないだろうか?ディエはコートジボワール代表として日本の前に立ちはだかった選手であり、コロンビア戦の前の国歌斉唱で大粒の涙を流したあの選手である(父が亡くなったと広く伝えられたが、それは誤報である)。

No.21 MFマルセロ・ディアス(チリ)

こちらもどこか聞いたことがある名前だ。

マルセロ・ディアスもチリ代表としてブラジルW杯に出場した選手で、全4試合フル出場を果たし、ブラジル戦のPK戦では4番手として見事成功させた。166cmと小柄だが、“南米大陸のシャビ"の異名をとる。

No.16 DFファビアン・シェア(スイス)

そして最後に登場していただくのが、スイスを代表するストッパー、 ファビアン・シェアである。総合能力が非常に高い選手で、この夏、トッテナム・ホットスパーやアーセナルなどが興味を示していると報じられる。ブラジルW杯でも2試合に出場している。

バーゼルには他にもおもしろい選手がいる。活動量あるMFファビアン・フライは前述の2011-12シーズンに大活躍を見せ、かつてリヴァプールにも在籍したSBフィリップ・デゲン、またスイス代表の10番を背負うグラニット・ジャカの弟タウラント・ジャカなどが日本でも馴染みのありそうな選手であろうか。

そしてもう1人、忘れてはならない選手がいる。

北朝鮮代表としてかつて日本代表を苦しめたこともある FWパク・グァンリョンである。2011年11月15日、平壌で行われた2014年W杯の3次予選日本戦でこの選手が見せた力強さは、今でも多くの人の記憶に残っていることだろう。この時試合に出場したDF栗原勇蔵をして「Jリーグにはいないレベルの選手」と言わしめたそのフィジカルはもはや驚異であった。

パク・グァンリョンは2011年からバーゼルに所属しているが、現在は同リーグのファドゥーツにローン移籍中であり、2015年6月まで契約は残っている。仮に柿谷が今後もバーゼルに残留するのであれば、必ずライバルになってくるであろう。

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