弱冠22歳にしてコロンビアのみならず世界的なタレントへと飛翔したハメス・ロドリゲス。
20歳でフル代表デビューを果たしたハメスは年齢に見合わない成熟したプレーも特徴のひとつ。 その凄さの一端が窺える映像を紹介。彼がアルゼンチンのバンフィエルドに所属していた2010年、18歳当時のゴール映像がこちら。
ハメスはワンタッチで相手をいなした後、ボールを受け直すとゴールへ突進。飛び出してきたGKにも慌てることなくしっかりと動きを見定めて、鼻先を浮かせるようなチップシュートでネットを揺らしたみせた。ゴール後に見せたドヤ顔もどこかあどけなさが残るが、18歳にしてこのスキル。アルゼンチン紙でも「Child of God! 」とその衝撃を報じていた。なお、対戦相手はライバルチームのラヌースで、両クラブの対決はクラシコとよばれる戦いでもある。
当時のバンフィエルドのフリオ・セサル・ファルシオーニ監督はその後若きハメスにPKキッカーの任を与えたそうで、「彼はとてもいい。18歳にしてとても速い成長をみせている」と絶賛していたとか。また、ハメス自身も「選手としての責任を与えてくれた。彼から多くを学んだ。永遠に感謝を忘れない」とファルシオーニへの信頼を口にしている。
なお、現在はチリのウニベルシダ・カトリカを率いているファルシオーニは22歳になったハメスについて、「当時から素晴らしいテクニックとフィジカルがあった。22歳にしてとても高いレベルに達している」と褒めちぎっている。