『El Pais』は「2012年と2013年に行われたチャリティーマッチでの資金の流れについて。スペイン当局はバルセロナFWリオネル・メッシを召喚している」と報じた。
2012年と2013年に開催された『メッシフレンズvs世界選抜』のチャリティーマッチにおける予算については、以前から不透明な資金の流れが見られると調査が進められていた。そして、今回当局はメッシ本人や彼の父の証言を求めたとのことである。
記事によれば、当該の2試合で得た収益がタックス・ヘイブン(租税回避地)として有名なキュラソー島の口座に振り込まれており、さらに振込用紙にはメッシとともに2試合のイベントを組織したプロモーター、ギジェルモ・マリンの名前が記載されているとのことだ。
ギジェルモ・マリンは麻薬系ギャングの資金を洗浄していたとされるアルゼンチン人ビジネスマン。自らがプロモーターとして組織したイベントに、匿名の寄付という形で不法に得た資金を流し込み、大量の現金の出処を隠蔽したと言われている。
この男との関わりについてメッシ側は「全てプロモーター側がやったことである」と主張しており、今回の振込用紙の記載については「単に誰が振り込みをしたかというもの」と話しているとのことだ。