6月3日、『Skysports』は「元オーストラリア代表GKマーク・シュウォーツアーは、チェルシーとの契約を延長する見込みである」と報じた。
マーク・シュウォーツァーは1972年生まれの41歳。かつて“サッカルーズ”の守護神として日本代表の前に幾度と無く立ちはだかってきたことでも知られる名GKである。
2013年にフラムを退団した後、昨夏チェルシーに移籍。プレシーズンマッチでバックパスを空振りして失点するというミスを犯したものの、信頼できるセカンドキーパーとして存在感を発揮し、貴重な働きを見せた。
来季42歳となること、またアトレティコ・マドリーからベルギー代表GKティボー・クルトワが帰ってくるのでないかと推測されていたことからチェルシーからの退団が確実視されていたものの、ここに来て契約を延長する方針が決まったという。
マーク・シュウォーツァー
「私はボスからのメッセージを受け取っているよ。彼は私と再契約することにとても熱心だよ。
そして、それが私が知る必要があるものの全てさ。彼は私をクラブにキープしたい。
そういうこと全てを整理しなければならないし、あとはフロントに任せるよ。来週、再来週には整理されるだろうと確信している。
(Aリーグでプレーする希望は?)
私は2年前くらいにそれを言った。しかし私はオーストラリアに戻ってプレーすることはないし、言ったことを後悔している。基本的に話してはいけないことだった。物事は変わっていくものなのだから。
これはAリーグに対しての尊敬を欠いているわけではない。単に私は常にできるだけ高いレベルでプレーしていたいんだ。
可能な限りはヨーロッパに残りたい。それがチェルシーのようなクラブならばなおさらだ。それは信じられないような経験になる。
私は今季チャンピオンズリーグ準決勝でプレーし、タイトルを争って戦うチャンスを得た。今まで経験したことのないものであり、とても貴重だった。何にも代えがたいほどのね」
なお、シュウォーツァーは今季イングランド・プレミアリーグ全体で2番目に年齢の高い選手であった。1位はトッテナム・ホットスパーに所属しているブラッド・フリーデル選手。この両名は来季も現役を続ける見込みとなっている。