(※タイトルを修正しました)

マンチェスター・ユナイテッドの会長を務めていたマルコム・グレイザー氏が亡くなったと、『BBC』が伝えている。85歳だった(諸説あるが、ユナイテッド公式HPでは85歳)。

アメリカ人の実業家であるマルコム・グレイザー氏は2005年5月、7億9000万ポンド(当時の1540億円)でマンチェスター・ユナイテッドを買収。息子であるブライアン、ジョエル、そしてアヴラムとともにユナイテッドを経営し、“グレイザーファミリー”として広く知れわたることになった。

マルコムの体調は以前から芳しくなかったと伝えられており、数年前にはゴシップ紙がマルコム氏の死去を報道したこともあった。これはすぐに誤報だと判明したが、近年ではスタジアムでカメラに抜かれる回数も少なくなっており、体調が心配されていた。

また、グレイザーファミリーといえば一部のサポーターから反対運動が展開されており、緑と黄色のマフラーはその意思表示のために着用されていた。

2009-10シーズン、UEFAチャンピオンズリーグでディヴィッド・ベッカムがオールド・トラッフォードに凱旋した際、ベッカムが退場する際に一部のファンがこのマフラーを手渡し、ベッカムがこれを首にかけてスタジアムを後にしたことでも話題となった。

今回の訃報を受け、ユナイテッドは「クラブの全ての人の思いはご家族とともにあります」とコメント。

クラブの株の90%をグレイザー一家が保有しているため、マルコム氏の死亡によってクラブの所有に大きな影響をおよぼすことはないそうだ。

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