5月21日、『Gazzetta dello Sport』など各メディアは「インテルのヴァルテル・マッツァーリ監督が記者会見を開き、来季もクラブに残ることを発表した」と報じた。

先日記者会見が行われるという情報が流れた際には「退任か?」との憶測が流れたものの、蓋を開けてみれば今季の総括と来季の計画を発表するためのものであった。


ヴァルテル・マッツァーリ インテル監督

「シーズン中には様々な質問に答えることはできなかった。話せることは数字だけだった。それはシーズン終了まで待つことを決めた。ヨーロッパの大会に出場する資格を得るという目標を達成したかったし、それはまだクリアーになっていなかったからね。

(来季は?)

私は来季もインテルでコーチを務めることになると確信している。さらに言えば、2015年6月までの契約を持っているからね。

ラツィオに4-1で勝利して4位というポジションを確保した後、エリック・トヒル会長から電話を受けた。私はとても満足している。トヒル会長は、我々が目標を達成したことをとても喜んでくれていた。

(エリック・トヒル新会長が就任して最初のシーズンだった)

その点で言えば、注目すべき年だった。歴史上という観点からね。18年の間同じ会長がいて、そしてオーナーが変わった。コーチとして、その状況は初めてだった。今年は試される年となったが、目標を達成できて満足している。

(失敗のシーズンという声もありますが?)

議論は尽きることはない。しかし、私は逆に尋ねたい。我々が目標を達成した時、それは肯定的なものだということはできないのか? 我々がどうであるかというのは、目標がどこであるかという点があってこそのものだ。なぜそう悪いシーズンだと騒ぎ立てるのか、理解できない。

我々は勝つべきだった多くの試合で引き分けてしまった。今季は変化の年だった。来季は改善を進めていかなければならないし、ゲームをよりコントロールしなければいけない。特に先行した場合にね。

とはいえ、全体的に見れば、我々は否定的なことよりも肯定的なことをやれた。目標を達成したのであるから、シーズン全体を否定的に捉えることはできない。実際、我々はいい仕事をしたし、肯定的なものだったと信じている。

ハードワークを続けることで、順位表で我々より上にいるチームに近づいていく。そうなることを信じている。