セリエA37節、ホームでラツィオと対戦したインテルは4-1で勝利。引退の決定している元アルゼンチン代表、ハビエル・サネッティは後半から途中出場て勝利に貢献。インテルで19年間プレーし、通算856試合に出場したサネッティはジュゼッペ・メアッツァでインテルファンに別れを告げた。なお、インテルはこの試合の勝利で勝ち点60に到達。EL出場権争いで大きな勝ち点を手にしている。

サネッティは試合終了後、以下のように語っている。

「みんなありがとう。こんな感動的な瞬間があるなんて思ってもいなかった。みんなファンタスティックだよ、と言うだけじゃ物足りない」

「どんな時も自分の傍にいてくれた全ての人々に感謝したい」

「世界中のどの国でもインテルのユニフォームを守り、誇りをもつことが唯一の願いでした。愛し、感謝することを学びました。このクラブを愛してくれることを望むし、永遠に愛し続けます」

「一緒に駆け上がってきた妻であるパウラと最高の家族にも感謝します。私の父は今アルゼンチンでテレビの前にいて、ここに来たがりませんでした」

「天国の母にも感謝しています。いまの私と同じように幸せに感じてくれていることでしょう。自分に対して常に信頼を寄せてくれたモラッティファミリーにも感謝しています」

「常に私の夢であったインテルファミリーの一員として続けることを認めてくれたトヒル会長にも感謝しています」

「今季、そしてこれまでのシーズンで一緒のプレーした素晴らしいチームメイトたちにも感謝します。彼らは私を尊敬し愛してくれました」

「このユニフォームをみにまとった素晴らしいキャリアに幸せを感じています。本当に愛しています。これから私は他のことをしなければなりません。自分がうまくやれるかわかりません。しかし、私はピッチでインテルを守ってきたようにこれからも守ることを宣言します」

「愛してくれてありがとう。私もあなた達を本当に愛しています」

日本のインテルファンもサネッティとの別れを惜しんでいる。

サネッティは1995年にインテルに入団。マッシモ・モラッティ前会長が就任して獲得した最初の選手であった。インテルの低迷期も黄金期も経験。この20年間、インテルの歴史はサネッティの歴史だった。

ハビエル・サネッティ。彼が築き上げたものは永遠に色褪せることなく輝き続け、世界中のインテリスタのハートに刻まれている。

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