『L'Equipe』は「ルーマニア代表FWバネル・ニコリツァは、ナントとの交渉がこじれたため退団することが決定した」と報じた。
バネル・ニコリツァは1985年生まれの29歳。2005年から国内の名門ステアウア・ブカレストで長く活躍したルーマニア代表選手。2011年にサンテティエンヌと契約してフランスに渡り、今季はナントにレンタル移籍。後半戦ではレギュラーで出場する機会も多く、セットプレーも担当するなど可能性を見せた。
ニコリツァ自身はナントへの残留を希望していたとのことであるが、完全移籍に切り替えるための交渉については合意に至らず、契約が2015年まで残っているサンテティエンヌへ復帰することとなった。
また、ナントはドイツ・ブンデスリーガのシュトゥットガルトから借り受けているFWジョアン・オデルについても交渉を進めている。完全移籍に切り替えられるオプションは付随しており、クラブ間の交渉では問題がないものの、オデル自身との間で給与の額について合意に至っていないという。