一方でチェルシーが獲得を狙っているのはリヴァプールの若き10番、フィリペ・コウチーニョだ。『Football Direct News』によれば、チェルシーはブラジル代表MF、オスカルが流出した場合に備えてレッズの10番をリストアップしているという。21歳のコウチーニョは今季素晴らしいパフォーマンスを披露。スアレス、スタリッジらと共にリヴァプール躍進に貢献した選手の1人だ。ワールドカップのブラジル代表に選出される可能性もあったが、ブラジル代表のフェリペ・スコラーリ監督はこれまで選出してきた選手を優先する手堅いメンバー選考を選択している。
PSGがチェルシーのオスカルやエデン・アザールを狙っているという噂はシーズン終了が近づくと共に流れはじめた噂であるが、PSGはこれまでにも豊富な資金力を武器に「不可能」と思われた移籍を実現してきた。チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督としては共に手放すことの難しい選手だが、彼らが移籍を志願した場合の対処には非常に苦しむ事となるだろう。欧州メディアは1月のマーケットでマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したフアン・マタの例を引き合いに出し、可能性がゼロではないと騒ぎ立てている。
もちろんリヴァプールにとって1年前にインテルから獲得したコウチーニョは手放せないプレーメーカーだ。来季は久々に欧州の舞台に復帰する事が決まっており、チャンピオンズリーグでの戦いに備えてチームの層を厚くする必要がある。コウチーニョを残留させる事ができなければ代わりの選手を獲得する必要がに迫られるが、層を厚くする前にフィットしている選手を手放すという状況は確実に避けたいはずだ。
以上が両選手(+@)を取り巻く噂である。なお、今のところルカクとコウチーニョのトレードという話は浮上していないが、もしかしたら電撃トレード、という事も突如起きるかもしれないだけに、今後も両クラブや選手たちの動向に注目して欲しい。
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