4月30日に行われたCL準決勝2ndレグ、チェルシー対アトレティコ・マドリー。結果はご存知の通り、アトレティコが3-1の逆転勝利を収め、見事決勝進出を果たした。

2試合の内容からは妥当と言える結果だったが、チェルシー側としては釈然としない思いも若干あることだろう。2試合ともに出場したアトレティコの守護神、ティボー・クルトワはチェルシーからのローンで加入しており、契約の条項で彼が試合に出場するためには本来、多額の違約金が必要であった。しかし、UEFAの“鶴の一声”により、違約金もなしで出場可能となったのだ。

多くのサッカーファンにとっては喜ばしい結果と言えたが、チェルシーは複雑な思いだったに違いない。特にジョゼ・モウリーニョ監督などは・・・と思っていたところ、やはりそれを象徴するような場面が2ndレグの試合前にあったようだ。

入場を待つ中で、まずはクルトワがモウリーニョ監督を発見。21歳のGKは、いかにも気まずそうな表情を浮かべ落ち着かない様子を見せる。一方、チェルシーの指揮官の方も子供たちとハイタッチを交わした後、2004-05シーズンにチェルシーでともに過ごしたティアゴ・メンデスとハグをし、クルトワには目もくれずピッチへ・・・。

結果、クルトワは1stレグに続き好セーブを連発し、アトレティコを勝利へ導いたのだった。


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